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Seasar2とは―和製のWebアプリケーションフレームワーク

和製のWebアプリケーションフレームワークであるSeasar2についてまとめています。

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目次

この記事の目次です。

1. Seaser2とは
2. Eclipse
3. Teeda
4. S2Dao

更新履歴

1. Seaser2とは

Seasar2は、JavaのWebアプリケーション開発フレームワークで日本のオープンソースプロジェクトの1つです。 DI(Dependecy Injection:依存性の注入)や命名規則による簡単かされたプログラミングなどの特徴があります。 ただし、2016年9月26日をもってサポート終了となっています。 今も残っている保守案件の業務などで参考になればと思います。

Seaser2のプロダクト

Seasar2の中心的なプロダクトは、S2コンテナとS2Daoです。

この2つに加えて、Seasar2には多数のプロダクトが存在します。 特に多いのが、S2コンテナを他のフレームワークなどと結合するプロダクトです。 たとえば、S2Strutsが挙げられます。

S2Struts

SAStrutsは、JavaのWebアプリケーションフレームワークの一つである「Apache Struts」を拡張し、設定ファイルの作成・更新の自動化などができるようにしたフレームワークです。 Seasarプロジェクトがオープンソースとして開発・公開しています。

Apache StrutsとS2コンテナを統合することで、Actionクラスの役割をモデル層にコンポーネント呼び出しに特化させるフレームワーク内フレームワークです。

Strutsとの違い

SAStrutsは、Strutsの設定ファイルの作成・更新の自動化部分を拡張しているので、その点に違いがあります。 struts-config.xmlに記入する内容が少なく、アノテーションを利用したデータアクセスやメソッドアクセスの利便性が上がった点が挙げられます。

参考)Apache Struts

Apache Strutsについてまとめています。

詳細

2. Eclipse

Eclipseで開発を行う際の環境構築について記載しています。

Dolteng

Dolteng(どぅるてん)は、Eclipseでseasar関連開発を行う際に使用するプラグインです。

詳細

3. Teeda

Teedaについて見ていきます。

Tesda(Dolteng)インストール

以下、Eclipse(Java)がセットアップされていることを前提に記述しています。

  1. Eclipseのメニューから「Help」→[Install New Software]を選択する。
  2. 追加を選択し、URLに「http://eclipse.seasar.org/updates/3.2/」を入力する。
  3. Doltengにチェックを入れ、「次へ」を選択する。
  4. 「I accept the terms of the licence argreements」を選択し、「終了」をクリックする。

Hello World表示アプリ

Hello World表示アプリ-Seasar2(Teeda)の作成方法について紹介していきます。

プロジェクト作成

html(src/view/index.html)

src/view/index.htmlを作成する。

<html>
<head>
<title>Hello World!!</title>
</head>
<body>
Hello World!!
</body>
</html>

動作確認した環境

サーバ設定&コンテキスト指定(server.xml)

<?xml version='1.0' encoding='utf-8'?>
<Server port="8005" shutdown="SHUTDOWN">

  <!--: 省略-->

  <Service name="Catalina">
    <Connector port="8080" protocol="HTTP/1.1"
               connectionTimeout="20000"
               redirectPort="8443"
               URIEncoding="UTF-8" />

    <Connector port="8009"
               protocol="AJP/1.3"
               redirectPort="8443"
               URIEncoding="UTF-8" />
    <Engine name="Catalina" defaultHost="localhost">
      <Realm className="org.apache.catalina.realm.UserDatabaseRealm"
             resourceName="UserDatabase"/>
      <Host name="localhost"  appBase="webapps"
            unpackWARs="true" autoDeploy="false"
            xmlValidation="false" xmlNamespaceAware="false">
        <Context path="/test"
                 docBase="<tomcatホームディレクトリ>/webapps/test"
                 reloadable="true">
        </Context>
      </Host>
    </Engine>
  </Service>
</Server>

アプリの構成

自動生成された<Eclipseプロジェクト配下>src/main/webapp配下を <Tomcatホーム>/webapps/test配下にコピーする。

□tomcatホームディレクトリ
├□conf
|└◆server.xml
└□webapps
  └□test
      ├□index.jsp
      ├□WEB-INF
      |├□web.xml
      |├□faces-config.xml
      |├□classes
      ||├◆log4j.properties
      ||├◆teedaErrorPage.dicon
      ||├◆jdbc.dicon
      ||├□test
      |||├□dao
      |||├□web
      ||||└□error
      ||||  └◆ErrorPage.class
      |||├□dto
      |||├□logic
      |||├□helper
      |||├□service
      |||├□entity
      |||├□converter
      |||├□interceptor
      |||├□dxo
      |||└□validator
      ||├◆env_ut.txt
      ||├◆app.dicon
      ||├◆env.txt
      ||├◆s2container.dicon
      ||├◆app_aop.dicon
      ||├◆customizer.dicon
      ||├◆appMessages.properties
      ||├□data
      |||└◆data/demo.sql
      ||├◆appMessages_ja.properties
      ||├◆convention.dicon
      ||├◆creator.dicon
      ||└◆teedaCustomize.dicon
      |└□lib
      |  ├◆teeda-tiger-1.0.12.jar
      |  ├◆s2-dao-tiger-1.0.47.jar
      |  ├◆teeda-extension-1.0.12.jar
      |  ├◆tomahawk-1.1.1.jar
      |  ├◆ognl-2.6.9-patch-20070908.jar
      |  ├◆s2-dao-1.0.47.jar
      |  ├◆commons-logging-1.1.jar
      |  ├◆s2-extension-2.4.22.jar
      |  ├◆h2-2007-12-27.jar
      |  ├◆aopalliance-1.0.jar
      |  ├◆javassist-3.4.ga.jar
      |  ├◆commons-el-1.0.jar
      |  ├◆s2-framework-2.4.22.jar
      |  ├◆teeda-ajax-1.0.12.jar
      |  ├◆log4j-1.2.13.jar
      |  ├◆xmlParserAPIs-2.6.2.jar
      |  ├◆poi-3.0-FINAL.jar
      |  ├◆commons-fileupload-1.0.jar
      |  ├◆commons-collections-3.1.jar
      |  ├◆xercesImpl-2.6.2.jar
      |  ├□sources
      |  |├◆teeda-ajax-1.0.12-sources.jar
      |  |├◆s2-framework-2.4.22-sources.jar
      |  |├◆teeda-extension-1.0.12-sources.jar
      |  |├◆log4j-1.2.13-sources.jar
      |  |├◆teeda-core-1.0.12-sources.jar
      |  |├◆commons-el-1.0-sources.jar
      |  |├◆s2-tiger-2.4.22-sources.jar
      |  |├◆s2-dao-tiger-1.0.47-sources.jar
      |  |├◆s2-extension-2.4.22-sources.jar
      |  |├◆commons-collections-3.1-sources.jar
      |  |├◆teeda-tiger-1.0.12-sources.jar
      |  |└◆s2-dao-1.0.47-sources.jar
      |  ├◆teeda-core-1.0.12.jar
      |  ├◆jstl-1.1.2.jar
      |  ├◆geronimo-jta_1.1_spec-1.0.jar
      |  └◆s2-tiger-2.4.22.jar
      └□view
        ├◆index.html
        └□view/error
          └◆error.html

動作確認

ブラウザより、「http://<tomcatサーバのホスト>:8080/test」へアクセス。 「Hello World! 」と表示される。

画面間のデータ受け渡しサンプル:Hello XXX表示アプリ

画面間のデータ受け渡しサンプル:Hello XXX表示アプリ-Seasar2(Teeda)について記述しています。

詳細

複数選択チェックボックスのサンプル:登録ページから確認ページへ遷移するアプリ

Seasar2(Teeda)を使用した複数選択チェックボックスのサンプル(登録画面から確認画面へ遷移するアプリ)について紹介しています。

詳細

4. S2Dao

S2Daoについて見ていきます。

DBアクセスサンプル:Hello XXX表示アプリ

DBアクセスサンプル:Hello XXX表示アプリ-Seasar2(S2Dao)の情報を掲載しています。

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