Windows上にPHPのテスト環境を作る方法について、いくつかまとめています。
この記事の目次です。
1. Pleiades All in One EclipseのXAMPを利用する
2. VirtualBoxにLAMP環境構築して利用する
3. PHPとApacheのインストールして利用する
Pleiades All in One EclipseのXAMPを利用する方法について見ていきます。
以下よりご利用の環境と一致するPleiades All in One Eclipseを落としてきます。
https://mergedoc.osdn.jp/
PHPやWebサーバが組み込まれているXAMPPはPHP7.4が組み込まれていますね。PHPのFull Editionをダウンロードします。
ダウンロードしてきたらZIPを解答すればインストール完了です。
eclipse.exeをダブルクリックすることで起動できます。
たとえば、Fドライブ直下にダウンロードしてきたZIPを解答した場合は、
F:\pleiades-2021-09-php-win-64bit-jre_20210919\pleiades\eclipse\eclipse.exe
です。
起動したら表示されるEclipseプラットフォームランチャーは特に変更せずに起動をクリックします。
起動したらデフォルトでこのような画面が表示されます。
PHPプロジェクトを作成します。左部分を右クリックして表示されるメニューの新規>プロジェクトを選択します。
PHPプロジェクトを選択して次へをクリックします。
プロジェクト名を入力して完了をクリックします。
サンプルコードを作成していきます。
左のプロジェクト名を選択して右クリックで表示されるメニューの新規>PHPファイルを選択します。
ファイル名を入力して完了をクリックします。
「phpinfo();」を追記します。今回はこれで完成です。
XAMPPを起動します。xampp_start.exeをダブルクリックすることで起動できます。
たとえば、Fドライブ直下にダウンロードしてきたZIPを解答した場合は、
F:\pleiades-2021-09-php-win-64bit-jre_20210919\pleiades\xampp\xampp_start.exe
です。
Windows Firewallのダイアログが表示されたら許可を選択しないと利用できません。 利用する場合は許可します。
ブラウザで「http://localhost/<プロジェクト名>/<PHPファイル名>」のURLでアクセスするとPHPが実行されてレスポンスの内容が表示されます。
たとえば、プロジェクト名が「sample」でPHPファイルが「newfile.php」の場合はURLは
http://localhost/sample/newfile.php
になります。
phpinfoページが表示されればOKです。
作業終了後にEclipseを閉じるだけでは全部停止しません。 XAMPPはxampp_stop.exeをクリックして停止させる必要があります。
VirtualBoxにLAMP環境構築して利用する方法があります。 こちらについては参考サイトの記事をご確認ください。
WordPressテストサイト―ロリポップ、エックスサーバー環境の作り方
https://htaccess-support.com/test/site/wordpress/centos/index.html
↑VirtualBoxにLAMP環境構築してWordPress(PHPとMySQL使用)が動作するまでの手順です。
PHPとApacheのインストールして利用す方法について見ていきます。
http://httpd.apache.org/download.cgi (※URLは2007年3月時点のものです。) からダウンロードします。 このURLに行くと次のページが表示されます。
続いて、画面を下のほうにスクロールして「Apache HTTP Server 2.0.59 is also available」という項目を見つけます。
見つけたら、「apache_2.0.59-win32-x86-no_ssl.msi」をクリックしてダウンロードします。
※ApacheのバージョンとPHPのバージョンの組合せによって、うまく動作しないことがあります。
当サイトの説明を参照される方は、出来るだけ「apache_2.0.59-win32-x86-no_ssl.msi」をダウンロードするようにしてください。
それでは、インストーラを実行し、Apacheをインストールしていきます。
まず、ダウンロードした「apache_2.0.59-win32-x86-no_ssl.msi」というアイコンをダブルクリックしてインストーラを実行します。 次の画面が表示されたら、NEXT>ボタンをクリックします。
「I accept the terms・・・」をチェックしてNEXT>ボタンをクリックします。
さらに、NEXT>ボタンをクリックします。
サーバーの設定を行います。
ドメイン名、サーバー名、管理者のメールアドレスを入力し、NEXT>ボタンをクリックします。
※サーバーの設定はインストール後に変更できます。
セットアップを選択します。 ここでは、このままでNEXT>ボタンをクリックします。
Apacheをインストールするディレクトリを選択します。 ここでは、このままでNEXT>ボタンをクリックします。
設定が終了し、次の画面が表示されます。 「Install」ボタンをクリックするとインストールを開始します。
問題なくインストールが完了したら、インストールの最終画面が表示されるので、「Finish」ボタンをクリックします。
続いて、Apacheを起動して正しくインストールされているか確認します。 インストール終了後は、Apacheが起動していますので、ブラウザを起動してhttp://localhost/と入力して、 次のような表示がされれば、Apacheは正しくインストールされています。
スタート→すべてのプログラム→Apache HTTP Server 2.0.59→Control Apache Server→Startの順で選択します。
スタート→すべてのプログラム→Apache HTTP Server 2.0.59→Control Apache Server→Stopの順で選択します。
スタート→すべてのプログラム→Apache HTTP Server 2.0.59→Control Apache Server→Restartの順で選択します。
Apacheをアンインストールするには、Windowsのコントロールパネルでプログラムの追加と削除にて行います。
http://www.php.net/releases/index.php (※URLは2007年3月時点のものです。) からダウンロードします。 このURLに行くと次のページが表示されます。
続いて、画面を下のほうにスクロールして「5.1.6」という項目を探します。
見つけたら、「Windows binary」をクリックします。
※ApacheのバージョンとPHPのバージョンの組合せによって、うまく動作しないことがあります。 当サイトの説明を参照される方は、出来るだけ「5.1.6」をダウンロードするようにしてください。
次のページが表示されたら、日本の国旗の下にある「jp.php.net」をクリックします。 「ファイルのダウンロード」ダイアログボックスが表示されるので、任意の場所にダウンロードします。
まずはじめに、Cドライブの下にphpという名前のフォルダを作成します。 そして、「php-5.1.6-Win32.zip」を解凍し、そのフォルダ内のファイルをすべてC:\phpフォルダにコピーします。
次にphpフォルダ内にあるphp5ts.dll(コアPHP DLL)をC:\WINDOWS\system32にコピーします。
次にphpフォルダ内にあるphp.ini.distをC:\WINDOWSにコピーし、ファイル名をphp.iniに変更します。
次にApacheの設定を行います。 「C:\Program Files\Apache Group\Apache2\conf\httpd.conf(デフォルトの場合)」をテキストエディタで開きます。
※ファイルに記述されている「#」は、それ以降がコメントであることを表しています。
LoadModuleの最後に次の行を追加します。
LoadModule php5_module c:/php/php5apache2.dll
※php5apache2.dllの絶対パスを記述します。
AddTypeの最後に次の行を追加します。
AddType application/x-httpd-php .php
AddType application/x-httpd-source .phps
設定ファイルを変更したら、上書き保存してApacheを再起動すると、変更した設定が有効になります。
インストールしたPHPをApache用に設定します。 先ほどのWindowsフォルダに、名前を変更してコピーした「php.ini」をテキストエディタで編集します。
doc_root = の部分(460行目付近)を
doc_root = "c:\Program Files\Apache Group\Apache2\htdocs"
に設定します。
include_path = の部分(460行目付近)を
include_path = ".;c:\php\includes"
に設定します。
magic_quotes_gpc = の部分(420行目付近)を
magic_quotes_gpc = Off
に設定します。
extension_dir = の部分(460行目付近)を
extension_dir = "c:\php\ext"
に設定します。
設定ファイルを変更したら、上書き保存してApacheを再起動すると、変更した設定が有効になります。
ためしに、テキストエディタで次のコードを書き、index.phpという名前で、「 test」という名前のフォルダをC:\Program Files\Apache Group\Apache2\htdocsに作成して保存します。
「http://localhost/test/index.php」とブラウザのアドレス欄に入力すると、次の画面が表示されます。
ここでは、文字化けがおきてしまう場合の対応例を載せております。 文字化けがない場合、この設定により逆に文字化けがおきてしまうかもしれませんので参考までの情報としてください。
PHPは、ほとんどのOSで利用できますが、もともとはUNIXで使用するために開発された言語です。 Sift_JISやUnicodeで記述することも出来ますが、文字化けなどの問題を起こすこともあるので、EUC-JPで記述することが好ましいでしょう。
文字コードをEUC-JPで使うには、次のような設定を行います。
「php.ini」をテキストエディタで開きます。 当サイトで説明しているディレクトリ構成では「C:\Windows\php.ini」です。
次の行は、デフォルトでは先頭に;がついてコメントになっています。 ;を外して有効にします。 それぞれの行を次のように指定し、上書き保存します。
output_buffering = off | 出力バッファリングを無効にします |
default_charaset = EUC-JP | デフォルトのHTTP charasetをEUCにします |
extension = php_mbstring.dll | マルチバイト環境を設定します |
mbstring.language = Japanese | デフォルトの言語を日本語にします |
mbstring.encoding_translation = On | HTTP入力変換を有効にします |
mbstring.http_input = auto | HTTP入力文字コードを自動にします |
mbstring.http_output = EUC-JP | HTTP出力文字コードをEUCにします |
mbstring.internal_encoding = EUC-JP | 内部文字コードをEUCにします |
mbstring.substitute_character = none; | 処理できない代替文字を出力しません |
mbstring.detect-order = auto | 文字コード検出のデフォルト値を自動にします |
Apacheを再起動します。
以上で設定完了です。
テスト用のデータベースとしてSQLiteを設定します。
PHP5以降でははじめからSQLiteのモジュールが組み込まれています。 しかし、PHP5.1.0以降は手動で有効にしなければならないようになっています。
以下では、SQLiteの設定について説明してまいります。
PHPのphp.ini設定で拡張モジュールを使用するためにフォルダを指定しました。 extension_dir = の部分(460行目付近)が
extension_dir = "c:\php\ext"
に設定されていることを確認します。
次に、;extension=php_sqlite.dllの「;」を外して、
extension=php_sqlite.dll
とします。
PDOとはPHP Data Object拡張モジュールのことで、PHPからデータベースにアクセスするためのインターフェースを定義するものです。 データベースにアクセスするには、データベース固有のPDOドライバが必要になります。
先ほどのextension=php_sqlite.dllに次の2行を追加します。
extension=php_pdo.dll
extension=php_pdo_sqlite.dll
extension=php_sqlite.dll
とします。
Apacheを再起動し、phpinfoのコードを記述して確認してみましょう。
ブラウザを開き、SQLiteの情報が表示されていればOKです。
もっと知識を広げるための参考です。
プログラミング言語のPHPについてまとめています。 読み方はピーエイチピーです。for文やmysql、ページングの例など、PHPとは?からやさしく説明しています。
更新履歴になります。
スポンサーリンク
サイト内のページ
言語
C・C++
/HTML
/Java
/JavaScript
/PHP
/シェルスクリプト
開発環境
Ant
/Burp
/Eclipse
/Fiddler
/gcc
/gdb
/Git
/g++
/JDK
/JMeter
/JUnit
/Teraterm
/ZAP
技術・仕様
Ajax
/CORBA
/Jakarta EE(旧称J2EE、Java EE)
/JNI
ライブラリ/Framework/CMS
bootstrap
/jQuery
/FuelPHP
/Lucene
/MyBatis
/Seasar2
/Spring
/Struts
/WordPress
Web API
Google Maps
ITインフラOSとミドルウェア
Linux
/Windows
/シェル
ActiveMQ
/Tomcat
/MariaDB
/MySQL
/Nagios
/Redis
/Solr
ITインフラセキュリティ
公開サーバーのセキュリティ
SI
ホームページの作り方
スポンサーリンク
関連サイト内検索ツール
zealseedsおよび関連サイト内のページが検索できます。
IPアドレス確認ツール
あなたのグローバルIPアドレスは以下です。
3.144.40.239
HTMLの表示色確認ツール
パスワード生成ツール
文字数のプルダウンを選択して、取得ボタンを押すと「a~z、A~Z、0~9」の文字を ランダムに組み合わせた文字列が表示されます。
ここに生成されます。
スポンサーリンク
Copyright (C) 2007-2024 zealseeds. All Rights Reserved. Loarding…