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Javaの演算子

演算子とはから、算術演算子、比較演算子、論理演算子など。Javaの演算子についてまとめています。

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目次

この記事の目次です。

1. 演算子とは
2. Javaの演算子
3. Javaの代入演算子
4. Javaの算術演算子
5. Javaの比較演算子
6. Javaの論理演算子

もっと知識を広げるための参考
更新履歴

1. 演算子とは

演算子とは、読み方は「えんざんし」で、たとえば、演算はA+BやC×D、E<Fの2つの値の比較などのことですが、この演算の際に使われる+や×、<などが演算子です。 A+Bという足し算の演算の場合、オペランドは、AとB、演算子は+です。

2. Javaの演算子

数学の計算式と同じようにJavaプログラムでも変数や値でいろいろな計算が行えます。 Java言語で演算を行う場合には、演算式を使用し、演算式は、オペランドと呼ばれる部分と演算子によって構成されます。

Javaにはいろいろな演算が登場する

式の中で、演算の対象であるオペランドとなるものは、1や2といった一定の数ばかりではありません。 Javaでは以下のように値を変数に設定する、これを代入といいますが、代入も演算になります。

int num1 = 4;
int num2 = 6;
int sum = num1 + num2;

また、演算した結果を代入する記述を省略した形で記述できるようにした演算もあります。 以下は2つとも同じ演算を行います。

num = num + 1;
num += 1;

上記は、Javaで行える演算のごく一部です。以下で個別の演算子についてまとめていきます。

Javaの主な演算子

主な演算子としては、代入演算子、算術演算子、比較演算子、論理演算子があります。

3. Javaの代入演算子

代入演算子は、変数に値を格納するために使われる演算子です。

Javaがサポートする代入演算子の一覧

以下は、Javaがサポートする代入演算子の一覧です。

Javaがサポートする代入演算子
演算子使用法説明
= オペランド1 = オペランド2 オペランド1にオペランド2の値を格納
+= オペランド1 += オペランド2 オペランド1とオペランド2を加算した値をオペランド1に格納
-= オペランド1 -= オペランド2 オペランド1とオペランド2を減算した値をオペランド1に格納
*= オペランド1 *= オペランド2 オペランド1とオペランド2を乗算した値をオペランド1に格納
/= オペランド1 /= オペランド2 オペランド1でオペランド2を除算した値をオペランド1に格納
%= オペランド1 %= オペランド2 オペランド1でオペランド2を除算した際の余りの値をオペランド1に格納
&= オペランド1 &= オペランド2 オペランド1とオペランド2の論理積の値をオペランド1に格納
|= オペランド1 |= オペランド2 オペランド1とオペランド2の論理和の値をオペランド1に格納
^= オペランド1 ^= オペランド2 オペランド1とオペランド2のXORの値をオペランド1に格納
<<= オペランド1 <<= オペランド2 オペランド1とオペランド2の左ビットシフトの値をオペランド1に格納
>>= オペランド1 >>= オペランド2 オペランド1とオペランド2の左ビットシフトの値をオペランド1に格納
>>>= オペランド1 >>>= オペランド2 オペランド1とオペランド2の右ビットシフトの値をオペランド1に格納

4. Javaの算術演算子

算術演算子は、オペランドに対して足し算、掛け算などを行うために使用する演算子です。

演算子について補足

コンピュータプログラムでは、データ項目の値を変更したり、2つのデータ項目を加算して結果を別の変数に代入したりします。 この際の処理されるデータ項目(変数)のことをオペランドと呼びます。 そして、そのオペランドをどのように操作するかを表す記号を演算子と呼びます。

Javaがサポートする算術演算子の一覧

以下は、Javaがサポートする算術演算子の一覧です。

Javaがサポートする算術演算子
演算子 使用法 説明
オペランド1 + オペランド2 オペランド1とオペランド2を加算
オペランド1 - オペランド2 オペランド1とオペランド2を減算
オペランド1 * オペランド2 オペランド1とオペランド2を乗算
オペランド1 / オペランド2 オペランド1とオペランド2を除算
オペランド1 % オペランド2 オペランド1とオペランド2を除算した剰余算出
++ ++オペランド
オペランド++
オペランドの値を1つずつインクリメント(増やす)
-- --オペランド
オペランド--
オペランドの値を1つずつデクリメント(減らす)

※上記は表示の都合上記号が全角文字になっていますが、これらの記号は半角で使用します。

5. Javaの比較演算子

Javaの比較演算子についてまとめています。比較演算子とはの説明とJavaがサポートする比較演算子の一覧をまとめています。

Javaの比較演算子とは

比較演算子とは、2つオペランドを比較する演算子です。

関係演算子は、2つのオペランドの値を比較し、trueまたはfalseのboolean値を返します。

Javaがサポートする比較演算子の一覧

以下は、Javaがサポートする比較演算子の一覧です。

Javaがサポートする比較演算子
演算子 使用法 結果
オペランド1 > オペランド2 オペランド1がオペランド2よりも大きい場合はtrue、それ以外の場合はfalse
オペランド1 < オペランド2 オペランド1がオペランド2よりも小さい場合はtrue、それ以外の場合はfalse
>= オペランド1 >= オペランド2 オペランド1がオペランド2以上の場合はtrue、それ以外の場合はfalse
<= オペランド1 <= オペランド2 オペランド1がオペランド2以下の場合はtrue、それ以外の場合はfalse
== オペランド1 == オペランド2 オペランド1がオペランド2と等しい場合はtrue、それ以外の場合はfalse
!= オペランド1 != オペランド2 オペランド1がオペランド2と等しくない場合はtrue、それ以外の場合はfalse

※上記は表示の都合上記号が全角文字になっていますが、これらの記号は半角で使用します。

なお、関係演算子で注意すべき点は、2つの変数の値が等しいかどうかを比較する際に使用する演算子は、 「=」ではなく、「==」である点です。「=」は代入演算子です。

6. Javaの論理演算子

論理演算子は、boolean型で結果を返す式を複数組み合わせた結果を得る際に使う演算子です。 trueまたはfalseの複数の条件を結合するには、論理演算子を使用します。

Javaの基本的な論理演算子の一覧

以下は、Javaの基本的な論理演算子の一覧です。

Javaの基本的な論理演算子
演算子 記述例 説明
オペランド1 & オペランド2 オペランド1とオペランド2の両方がtrueのときtrue、その他はfalse
&& オペランド1 && オペランド2 オペランド1とオペランド2の両方がtrueのときtrue、その他はfalse
オペランド1 | オペランド2 オペランド1とオペランド2のいずれかがtrueのときtrue、その他はfalse
オペランド1 ^ オペランド2 オペランド1とオペランド2の値が異なるときtrue、その他はfalse
!オペランド オペランドの値がtrueのときfalse、falseのときtrue

※上記は表示の都合上記号が全角文字になっていますが、これらの記号は半角で使用します。

もっと知識を広げるための参考

もっと知識を広げるための参考です。

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Javaとは?から言語の枠を超えるところまで、Java言語についてまとめています。

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