Javaの配列―配列初期化の３つの方法、文字配列を使用したサンプル

Javaの配列の説明を行い、配列初期化の３つの方法、char型の文字配列を使用した配列初期化のサンプルコードをいくつか示しています。

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配列とJavaの配列の説明

複数の同じデータ型の変数をまとめて使用した方がコーディングが楽になる場合があります。配列は複数の変数をまとめて扱う変数です。

Javaの配列は、同じデータ型の集合を表現したもので、配列自体はオブジェクトです。格納されるデータは、基本データ型または非基本データ型（参照型）です。

Javaの配列変数の宣言と配列初期化

配列変数を宣言するには、配列が保持する要素のデータ型に続けて、識別子と、この識別子の前または後に角カッコを指定します。配列初期化には、new演算子および配列の要素数を指定して作成します。

なお、配列の要素数（配列のサイズ）は、配列を宣言するときではなく、配列を作成するときに指定します。あるサイズの配列を作成したら、そのサイズを後で変更することは出来ません。また、配列の要素数は 0 から始まります。

Javaの配列初期化の３つの方法

Javaの配列初期化は３つの方法で行えます。

配列変数宣言後にnew演算子を使用して配列初期化
配列変数宣言と同時にnew演算子を使用して配列初期化
配列変数宣言と同時に配列要素の値を指定して配列初期化

char型の文字配列を使用した配列初期化のサンプルコード

以下では、これら３つの配列初期化の方法についてchar型の文字配列を使用したサンプルコードを示しながら見ていきます。

なお、サンプルコードはいずれも同じ結果を出力します。 char型の文字配列を使用して、同じ文字列を標準出力します。

サンプル１―配列変数宣言後にnew演算子を使用して配列初期化

配列変数宣言後にnew演算子を使用して配列初期化を行う例です。

ソースコード


public class Sample1 {
    public static void main(String[] args) {
      // 配列変数を宣言する
      char[] array;

      // 特定のサイズの配列を作成し、それを配列変数に代入して配列初期化
      array = new char[5];

      // 各配列要素に値を代入する
      array[0] = 'H';
      array[1] = 'e';
      array[2] = 'l';
      array[3] = 'l';
      array[4] = 'o';

      System.out.println(array);
    }
}

コンパイルと実行

javac Sample1.java
java Sample1
Hello

サンプル２―配列変数宣言と同時にnew演算子を使用して配列初期化

今度は、配列変数宣言と同時にnew演算子を使用して配列初期化を行う例です。

ソースコード


public class Sample2 {
    public static void main(String[] args) {
      // 配列変数宣言と同時にnew演算子を使用して配列初期化
      char[] array = new char[5];
      array[0] = 'H';
      array[1] = 'e';
      array[2] = 'l';
      array[3] = 'l';
      array[4] = 'o';

      System.out.println(array);
    }
}

コンパイルと実行

javac Sample2.java
java Sample2
Hello

サンプル３―配列変数宣言と同時に配列要素の値を指定して配列初期化

最後は、配列変数宣言と同時に配列要素の値を指定して配列初期化を行う例です。

ソースコード


public class Sample3 {
    public static void main(String[] args) {
      // 配列変数宣言と同時に配列要素の値を指定して配列初期化
      char[] array = {'H','e','l','l','o'};
      System.out.println(array);
    }
}