構成要素、性能、信頼性の評価など。システムの構成と評価について説明しています。
このページの目次です。
システムの構成要素について触れていきます。
集中処理は、機能を1個所に集中、分散処理は機能を分散! 集中処理と分散処理について触れます。
集中処理システムは、汎用のコンピュータに処理を集中させる考え方です。 処理機能を1個所に集中するのが特徴です。
集中処理システムは、1台のコンピューターですべての処理を行うシステム形態です。 1台のコンピューターですべてあるため管理がしやすいメリットがある反面、障害が発生すると、システム全体に影響があるディメリットがあります。
分散処理システムは、水平分散と垂直分散と分類する考え方と、 機能分散と負荷分散と分類する考え方、2つの考え方があります。 これらの考え方を組み合わせて、システム構成が組まれています。
水平分散システムは、複数の機器やシステムで処理を分担する分散処理システムのうち、 処理の前後関係や主従関係などがない対等なシステム間で処理を分散するシステムです。
垂直分散システムは、複数の機器やシステムで処理を分担する分散処理システムのうち、 各システム間で処理の前後関係や主従関係が存在し、全体が連携して一つのシステムとして機能するシステムです。
クライアントサーバシステムについて見ていきます。
3層クライアントサーバは、ユーザインタフェースを処理するプレゼンテーション層、 アプリケーション機能を処理する機能(ファンクション)層、データベースアクセスを行うデータ層に分けられます。
クライアントに配置され、ユーザインタフェースをもち入出力を処理します。
入力されたデータとデータベースのデータを業務機能にしたがって加工します。
機能層のデータベースアクセス要求を処理します。
RAID、れーどと読みますが、ハードディスクを複数台並列に並べ、それら全体を1つのディスク装置のように制御することで、 入出力を高速化したり、障害に対する耐久性を向上させるための方式です。
RAIDは、主にRAID 0から5まであり、それ以外にもあります。
ディスクを分散して記録します。これをストライピングといいます。
データに冗長性がもたせられる種類について上げていきます。
複数のディスクに同時に書き込みます。これをミラーリングといいます。
RAID0とRAID1を組み合わせた構成です。ストライピング+ミラーリングです。
ECC適用方式です。 データ記録用のディスク以外にエラー訂正符号によるチェック用ディスクを割り当てます。
パリティ保護 + ストライピングです。 グループごとに1台をエラー検出のパリティ記録用に割り当てます。 1台のディスク障害は復旧できる構成です。
固定パリティ + データ単位でストライピングです。 RAID3のブロックの分割をブロック単位にした構成です。 1台のディスク障害は復旧できる構成です。
ローテート・パリティ + データ単位でストライピングです。 パリティを分散させた構成です。パリティ付きストライピングです。 1台のディスク障害は復旧できる構成です。
RAID5の改良型で、2台のディスク障害は復旧できる構成にしたものです。
システムの評価について触れていきます。
システムの性能計算・設計・指標についてです。
スループットとは、ユーザー側から見た、 コンピュータ・システムの処理能力を測定する評価指標の一つで、 コンピュータ・システムが一定時間内に処理する仕事量を指します。 すなわち短時間当たりの仕事量のことです。
また、多重プログラミングやスループットなどによって向上することが出来ます。
システムの信頼性・経済性について見ていきます。
RASISは、次の5項目の頭文字を並べた用語です。
なお、可用性(アベイラビリティ)は、 コンピュータシステムを必要に応じていつでも使用できる状態に維持することです。 このために、システムに並列システムを設けるなどの冗長化を行います。
フェール(フェイル)・セーフ:fail safeとは、 機械やシステムが壊れたり、故障したりしても機械やシステムの振る舞いが 人間に害を及ぼさないように(設計・作成)することです。
たとえば、コンピュータシステムに障害が発生したとき、被害を最小限に食い止めて安全を保つ機能で、 あらかじめ設定した、より安全な状態の方へシステムをダウンさせる対策をとることです。
また、フェール・セーフの「どんなことがあっても人間に危害を加えないようにする」という概念には 「人間にお馬鹿なまねをさせないようにする」というイントネーションも含まれていることも重要です。
稼働率の計算は次のように行います。
公式1直列接続
公式2並列接続
たとえば、
稼働率70%の同一システムを四つ並列に接続のとき
1-(0.7)(0.7)(0.7)(0.7)=0.9919
稼働率80%の同一システムを三つ並列に接続
1-(0.8)(0.8)(0.8)=0.992
稼働率90%の同一システムを二つ並列に接続
1-(0.9)(0.9)=0.99
稼働率99%の単一システム
0.99=0.99
ITスキルを体系的に把握するコンテンツとしてzealseedsのITスキル体系をまとめています。
更新履歴になります。
スポンサーリンク
サイト内のページ
言語
C・C++
/HTML
/Java
/JavaScript
/PHP
/シェルスクリプト
開発環境
Ant
/Burp
/Eclipse
/Fiddler
/gcc
/gdb
/Git
/g++
/JDK
/JMeter
/JUnit
/Teraterm
/ZAP
技術・仕様
Ajax
/CORBA
/Jakarta EE(旧称J2EE、Java EE)
/JNI
ライブラリ/Framework/CMS
bootstrap
/jQuery
/FuelPHP
/Lucene
/MyBatis
/Seasar2
/Spring
/Struts
/WordPress
Web API
Google Maps
ITインフラOSとミドルウェア
Linux
/Windows
/シェル
ActiveMQ
/Tomcat
/MariaDB
/MySQL
/Nagios
/Redis
/Solr
ITインフラセキュリティ
公開サーバーのセキュリティ
SI
ホームページの作り方
スポンサーリンク
関連サイト内検索ツール
zealseedsおよび関連サイト内のページが検索できます。
IPアドレス確認ツール
あなたのグローバルIPアドレスは以下です。
3.135.205.129
HTMLの表示色確認ツール
パスワード生成ツール
文字数のプルダウンを選択して、取得ボタンを押すと「a~z、A~Z、0~9」の文字を ランダムに組み合わせた文字列が表示されます。
ここに生成されます。
スポンサーリンク
Copyright (C) 2007-2024 zealseeds. All Rights Reserved. Loarding…